ひむかおひさまネットワーク設立10周年記念講演会を開催しました
10月5日、ひむかおひさまネットワークは11年目の活動をむかえました。
大変記念すべき日に、ドイツのエアランゲン-ニュルンベルク大学教授であるMartin Hundhausenマーティン・フントハウンゼン氏を招いて、「先進国ドイツの固定買取制度による太陽光発電の導入状況について」講演をしていただきました。マーチィン氏は専門の半導体光物性の研究を行う一方、太陽エネルギー利用促進を行うNGO団体「ソーラーエネルギーエアランゲン」の代表として、ソーラーシステムの学校施設への導入や子ども向けのTV教育番組の作成に精力的に取り組んでおられます。
市民向けとして半導体のご専門部分ではなく、電力の固定買取価格制度を2000年に導入したドイツの現状、マーティン氏が進める市民活動としての太陽光発電普及のお話ししていただきました。制度をつくるのは国、国の意思決定を担うのは市民。制度を利用するのもまた市民です。企業活動と比べるとスケールは小さくとも数では圧倒的に市民が多いのです。太陽光でいえば、メガクラスは企業が担い、各家庭では生活に必要なだけ自給をめざす、小規模ながらも取り組むところが増えていけばと思いました。(事務局 多田)