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太陽光発電の売電収入が3、4か月少ない。故障だろうか?

「よせられた相談」に11月2日掲載した「太陽光発電設備の発電量が少ないようです。晴天なのに0.2kWしか発電していません!」と同様の相談が、2月1日に私どもの楠見副代表に寄せられました。その内容を記載します。状況、対応は「太陽光発電設備の発電量が少ないようです。晴天なのに0.2kWしか発電していません!」と同様ですので、概要と重複部分以外をいかに記載します。

Ⅰ 状況

1 設置年: 2002(平成14)年3月 従って、10年の保証期間を約4年経過している。

2 販売施工業者: 宮崎県内事業者(すでに廃業)

3 太陽光パネルとパワコン:国内メーカー製

4 太陽光発電の構成: パワコン 125W×24枚(12列×2段)3.0kW

5 故障症状: 数か月前から売電収入が数百円しかない。

Ⅱ 対応

1 2月1日に楠見副代表からおひさまネットワーク事務所に、電話で連絡がありました。

2 おひさまネットワーク代表の下津が、メーカーコールセンターに状況説明を行い、設置者と連絡の上修理日程の調整を行うよう要請しました。

3 メーカーの修理を担当している会社から設置者に連絡し、2月6日に修理に行くこととなりました。

Ⅲ 対策

1 修理担当の技術者1名が、2月6日に設置者宅を訪問し、修理を終えました。

2 修理内容は、パワコンのセンサ基盤の取り替えを行い、完了しました。

3 センサ基盤の交換にかかった費用は、部品代等諸々の経費を含め約3万円でした。

Ⅳ 結果

1 修理の結果、昼間時間で定格の約7割強の発電表示を示すようになりました。

Ⅴ 纏め

1 設置者の方は売電収入の減少を見て異常を認知しましたが、モニターを日常的に見ることはありませんでした。モニターを見ることをしていれば、もう少し早く気が付かれていたと考えられます。

また、設置者の方は、自宅にモニターが設置されていることも認識していませんでした。

因みにおひさまの役員の自宅にある古いタイプのモニターの画像を掲載します。このモニターを撮影したのは、2月7日10時20分です。当日は晴天、太陽光発電装置は3kWです。

2 10年以上経過している太陽光発電設備をお持ちの方は是非発電量モニターを見てください。晴天の昼前後に設備容量の7割以上発電していれば概ね問題ないと判断できます。

3 家庭用の太陽光発電設備(特にパワーコンデショナー)の保障期間は10年となっています。保証期間前に上記2記載の内容を確認し、異常があれば保証期間内の無償修理を受けるようにしてください。

太陽光発電初期のモニター例
太陽光発電初期のモニター例

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