大型で強い台風第19号の接近に伴う太陽光発電に関する注意喚起(第2報)
一昨日10月10日に標記台風19号根の注意喚起を書きURLの内容でお伝えしました。
http://www.himuka-ohisama.net/admin/?p=1278
本10月12時前に気象庁が発表した台風情報(下記URL)によると、明13日午前には薩摩半島に上陸し、その後鹿児島県姶良市、小林市、西都市、都農町を通過し日向灘に抜けるコースが示されています。
http://www.google.org/publicalerts/alert?aid=1d83a9be70504b8&hl=ja&gl=JP&source=web
本日10月12日11時現在、奄美大島の西約230kmの南海上にある台風19号は、960hPa、平均風速35m/s、最大瞬間風速50m/sと強い勢力を保っています。
19号はこの後13日に強い勢力を保った状態で、上記台風情報のコースを取ると予測されます。皆様ご承知のとおり、台風は進路方向の東側は台風そのものの風に進行速度が加算されることで、西側より強い風が吹きます。
特に、太陽光パネルは日射を効率よく受けるように、南向きに傾斜させて設置されているものがほとんどを占めます。北側からの風はパネル(ストリング)裏側から入り、パネル(ストリング)全体に大きな風力がかかることになります。また、パネルの枚数が多く、架台の南北の長さが長いほど、トルクが大きくなり、梃として大きな力が働くことになります。
再度の注意喚起となりますが、下記の事態を予測し、万一被害が生じた際には、販売施工業者、電気主任技術者の方々と連絡を密にし、対応可能なようにしてください。
被害は、次の様なことが想定されます。
1、太陽光発電設備のパネル(個々、ストリング単位、あるいはさらに大きな単位)の飛散・破損、それによる近隣への被害の拡大。
2、飛散・破損した太陽光発電が台風通過後に太陽の光を受けることで発電し、感電事故、火災事故を引き起こす可能性等。
3、フェンスや周辺流木等の倒壊、大雨による設置場所の地盤洗掘による設備の破損、洪水による浸水・破損等。
破損した太陽光発電施設にはみだりに立ち入ったり、触れたりしないようにしてください。くれぐれも二次、三次の災害を引き起こされないようにご注意ください。