大型で非常に強い台風第19号の接近に伴う太陽光発電に関する注意喚起(第1報)
今年4個目となる、宮崎に影響を及ぼす台風19号が接近しています。これまで宮崎に影響を与えた台風8号、11号、18号は、幸いにも宮崎県に重大な影響を与えることはありませんでした。
本日10月10日12時現在、沖縄の南海上にある台風19号は、920hPa、平均風速50m/s、最大瞬間風速70m/sと非常に強い勢力です。
19号はこの後13日に強い勢力を保ち、九州の南海上から大隅半島先端部から北東に志布志、串間方面へ進むと予報されています。13日9時の予報では、気圧950hPa、平均風速40m/s、最大瞬間風速60m/sとされています。
下記URLは、気象庁の台風5日進路予報です。現時点では、13日9時に屋久島付近が予報進路の中心となっています。
http://www.jma.go.jp/jp/typh/14195l.html
また下記URLは、アメリカ海軍の進路予報です。現時点では、12日9時に奄美大島の東方海上付近が進路予報の中心となっています。(米軍の時刻はGMT(Z)表示ですから、+9時間すると日本標準時(JST)となります。)
http://www.usno.navy.mil/NOOC/nmfc-ph/RSS/jtwc/warnings/wp1914.gif
双方の予報とも、現時点(10月10日12時)ではほぼ同じコースが予報され、台風19号の影響が宮崎県に及ぶ可能性は極めて高くなっています。太陽光発電を設置された事業所、個人、建設中の請負事業者、発注者(事業所、個人)の皆様は、今後の台風情報に十分注意を払われ、事故の未然防止、事後の二次災害の防止対策に努めてください。
被害は、次の様なことが想定されます。
1、太陽光発電設備のパネル(個々、ストリング単位、あるいはさらに大きな単位)の飛散・破損、それによる近隣への被害の拡大。
2、飛散・破損した太陽光発電が台風通過後に太陽の光を受けることで発電し、感電事故、火災事故を引き起こす可能性等。
3、フェンスや周辺流木等の倒壊、大雨による設置場所の地盤洗掘による設備の破損、洪水による浸水・破損等。
これらのことを予防することは、太陽光発電を所有し運転される方々の責任です。万一の事故に備えて、販売施工業者、電気主任技術者の方々と連絡を密にし、対応可能なようにしてください。詳しくは、台風8号の際の下記URL2つの注意情報も参考にしてください。
http://www.himuka-ohisama.net/admin/?p=1029
http://www.himuka-ohisama.net/admin/?p=1082
破損した太陽光発電パネルの取り扱い上の注意は東日本大震災後に下記情報が出されています。参考にしてください。くれぐれも二次、三次の災害を引き起こされないようにご注意ください。
http://www.jpea.gr.jp/pdf/t110318.pdf
私ども、おひさまネットワークの懸念が杞憂に終わることを願うばかりです。