台風8号の接近に対する太陽光発電に関する注意喚起(第2報)
皆様 おひさまネットワークでは、前報で台風8号の接近に伴う太陽光発電に関する注意喚起を行ったところです。
当初予報より接近が遅れていますが、7月9日17時時点では、明10日昼間に宮崎県内中部から北部にかけて西から東に通過する予報です。(下記URL)
http://www.jma.go.jp/jp/typh/1408l.html
速度も遅いため、台風の風も長時間続き、かつ通過に伴い風向きも変わります。一般的に太陽光発電は無波向きに傾斜させて設置されています。
従いまして北側からの風でパネルを押し上げる力がかかるような場合は、飛ばされる危険性があります。特に野立てといわれる地上設置や、ビルの屋上に
傾斜角度を大きくとって設置している場合は、注意が必要です。
風速40m/秒で直角にあたった場合は、1平方メートルに100kgの力がかかります。傾斜している場合は、ベクトル分散しますから、角度が小さいほど
パネルにかかる力は小さくなります。それでもパネル間に十分な隙間が無いと風が抜けませんから、強い力がかかります。また背面との圧力差も出てきます。
今回は、県内の中部を南北に切るように、西から東に抜けますので、台風の南北で風向きの変化も違います。また山や建物の影響もあります。
万一、太陽光パネルが飛んだり、破損した場合は、販売施工業者や電気主任技術者支持を受けるようにしてください。また、飛ばされたり、破損したものでも、太陽光が当たると発電しますから、安易に近づいたり、触ると感電の危険があります。
私どもの懸念が、杞憂に終わることを願っています。